ごきげんよう。
こんにちは。
心理カウンセラーの萩原あみです。
調子はどうですか?
話を聞いていない人が多いと思った20分間
「人は話を聞いていないなぁ」と、つくづく思います。
自分が発した言葉なんて大して聞いてないし、
覚えてもいないんだろうなと思いながら生きています。
ある日、牛丼屋さんに行きました。
お店は混んでいましたが、さすが牛丼屋、
お客の回転率はとても良いです。
どんどんお客さんが入ってきて、
どんどんお客さんが帰っていきます。
私はこの牛丼屋さんに入ってのは久しぶりでした。
ある人のお会計の時、店員さんは
「Tカードはお持ちですか?」
と聞いていました。
お客さんは
「あ、持っていません」
と答えました。
私は
「あっ、このお店Tカードが使えるんだ」
と思いました。
すぐまた別のお客さんの会計の時、
店員さんは
「Tカードはお持ちですか?」
と聞いていました。
お客さんは
「あ、持っていません」
と答えました。
そのやり取りを何回か聞いているうちに、
私は気づいてしまったのです。
店員さんはお会計の度に
「Tカードはお持ちですか?」
と必ず聞いてきます。
お客さんはそれを初めて聞いた体で
「あ、持っていません」
と答えます。
演技ではないと思います。
お客さんにとっては本当に
初めて聞いた言葉なのでしょう。
こんなに何度も店員さんは
同じ言葉を発しているにも関わらず、
牛丼を待っていたり食べている時には
全く耳に入ってこないのでしょう。
自分に関係ないと思ったら、
聞こえる言葉も音や雑音に変わるのでしょう。
きっとお客さんたちはこの牛丼屋さんに
何度も足を運んでいると思いますが、
毎回店員さんに同じ言葉を言われても、
初めて聞くようなリアクションをとるのでしょう。
お客さんは私以外全員男性だったと思います。
男性はなおさらその傾向が強いのだと思います。
唯一、あるお客さんだけは
店員さんに言われる前に
Tカードを提示していました。
話を聞いていない人が多いと思った20分間で
もう1つ思ったのが、
「案外Tカードを持っている人が少ない!」
ということでした。
「何度言っても分かってくれない!」
と、悲しんだり怒ったりする人がいますが、
きっと相手は話を聞いていないのでしょう。
たとえ、その時は聞いていたとしても、
すぐ忘れてしまうのでしょう。
それは誰のせいでもないのです。
人は話を聞かないということを
認識しておいたら、
自分の話を100%聞くべきだという
思いを手放せたら、
気持ちは随分楽になります。
人の記憶力は当てになりません。
人を変えることはできません。
変えさせようとするからしんどくなるのです。
たとえ相手が私の話を聞いていなくても、
この瞬間、相手と楽しく過ごせるのであれば、
それでいいじゃないかと思います。
話を聞かなくても人間関係は成り立ちます。
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ごきげんよう。
ではまた。
萩原あみ